失敗しない工務店選び①「見立て」と「処方箋」と「手立て」について。
失敗しない工事店選びのお手伝いをするために、工事店選びで悩むお客様のために耳寄りな話をいたします。
いくつかのポイントを押さえれば安心して頼める工事店を簡単に見分けられますので最後までご覧ください。
(もしお客様の中で、塗り替えなどは「安ければ何でも良いのだ」、「色さえついていればそれで良い」と思われる方がいらっしゃいましたら、これ以上読む必要はございません!)
大事なキーワード。それは
「見立て」と「処方箋」と「手立て」です。
多種多様な住宅があり、それぞれ築年数が違い、構造やデザインも違います。
また置かれる環境によって傷み方が違ってきます。
それぞれひとつひとつの住宅にあったお手入れの方法〔工法〕があります。
だからこそ、その住宅の事情にマッチした方法と材料を選択した後、適切な処置を施して、
お客様の大切な住宅を保全しなければなりません。
そのために大事なことは、お客様ごとにそれぞれの住宅に見合った適切な工法と材料を
その住宅のデザインに合わせて選択して処置を施す事の出来る力を持っている工事店を選ぶことが
何より大切な事です。
つまり工事店に「見立て」と「処方箋」を書ける力があるかどうかが
工事店選びの大事な見極めの前提条件となります。
例えると医療機関にかかる場合と同じ事で、「見立て」が悪かったり、間違っていたりすると、
いくら良い高品質の「処方薬」を処方されても治ることは無く、まかり間違えれば症状が悪化したり、
死に至ることもあります。
工事店が最初に「見立てる力」と「処方する力」を備えているか、否かが、
住宅の保全に大きく左右する結果となるのです。
お金をかけて「見立て違い」に巻き込まれ、間違った「処方箋」を施した「手立て」に
大切なお家を任す必要はありません。
「手立て」の金額だけに目が行きがちですが、工事を始める前の「見立て力」と「処方力」は
一番大事なファクターなのです。
「見立て」と「処方箋」のお話をご理解いただけましたでしょうか?
では「見立て力」と「処方力」を持った工事店を見付けるにはどうすれば良いのかを
次の章でお話ししたと思います。